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2色成形 Double injection molding

リサイクル性アップに2色成形

CO2排出削減に向けた環境活動の一環として製品(回収)から資源循環ものづくりが求められています。プラスチックは熱可塑性であり、その製品を回収粉砕してリサイクル材として使用することが可能です。

課題

自動車向けプラスチック製品は防音・防水のため、プラスチック部品に後加工でスポンジを貼ったりフェルトを貼ったりと、粘着性成分を介して組み立てられている製品が多くあります。
そのスポンジやフェルトを貼った後の製品を回収し、リサイクル材として使用するためには粘着成分を排除する必要がありますが、粘着成分の多くはプラスチック部品が残ります。そのため、リサイクル材としても使用できない課題があります。

環境に応える2色成形工法

防音・防水用途でスポンジ、フェルト代替として軟質部材を使用する方法があり、硬質素材と軟質素材が一体成形が可能であれば、粘着成分を剥がす工程は不要になります。

従来工法

PP成形品+不織布 または PP成形品+スポンジ

新工法

PPオレフィン系エラストマーの2色成形化

  • 01 リサイクル性のアップ

    環境対応

  • 02 品質の安定

    バラツキを抑える

  • 03 組み立て工数削減

    組み立て工数や部品点数が削減され、在庫管理や横持ち管理などを減らすことが可能

使用例

自動車の内装部品や家電製品の外装部品など